大阪ダブル選

 2023.4.9投開票 大阪府知事選・市長選に向けて、大阪の経済人が設立した政治団体「アップデートおおさか」が、自民党市議:北野氏、法学者:谷口氏を擁立しました。ホームページを見ると、IR・カジノで儲かる保障はないと掲げているが、夢洲を活用するビジネスモデルがあるのならば、代替プランを明示して欲しい。IRカジノ基本構想の試算では、経済波及効果、初年度2兆円、2年目以降7,600億円、雇用創出効果88,000人、給付金収入570億円/年、入場料収入130億円/年、別途税収150億円/年、あくまでも試算であるが、年間850億円の公益を想定しています。※その後、万博跡地整備費用788億円、土壌改良費用2,697億円を計上、投資規模は1兆円を超える状況。そして黒字化は、2076年以降になると、松井市長が発表。しかし、大阪五輪招致に敗れ、負の遺産でしかなかった夢洲・夢咲トンネル工事凍結問題も解消できるIRは、現時点では最善策と思います。万博開催だけでは、事業費を回収できない。IR・カジノによって、訪日外国人も増え、まず何より雇用創出8万人が素晴らしい。トヨタの単独従業員は約78,000人です。この試算が、仮に半減したとしても、雇用創出4万人です。反維新として、カジノ・IRを反対するのは理解できるが、それならば、夢洲をカジノ・IR以外の事業プランを明示して欲しい。夢洲をタックスヘイブンにするのなら、企業が集まるだろうが、それは愚策。東京ディズニーランド・シー、2023年3月期売上高:4,646億円、社員・スタッフ:約19,000名。仮に、ディズニーランド級のテーマパークを誘致したとしても、カジノ・IRの方が公益を見込める。ただ、南海トラフ大地震による津波対策は、どこまで対策できるか重要課題。不公平ですので、アップデートおおさか側のメンバーである「REAL OSAKA」様の意見指摘も、記させて頂きます。夢洲整備をめぐり、最低でも1,700億円以上の経費増が発生するという意見。IR予定地の土壌汚染対策790億円、阪神高速の土壌汚染対策756億円、メトロ延伸・障害物撤去96億円、夢洲駅増強33億円、夢洲駅前広場30億円。その他、地震津波対策、地盤沈下液状化対策、土壌汚染対策、避難ルート対策など、開発するほど、経費が増えるという指摘。そして、カジノの為の年間経費、警察力強化33億円、消防力強化4億円、ギャンブル依存症対策14億円、まちづくりインフラ4億円、合計約55億円の経費がかさむと指摘。カジノで、年間1,060億円の予定納付金を達成するには、6兆円の賭け金が必要で、カジノ運営会社:MGMリゾーツ、29施設の賭け金総額が、14兆円なので、6兆円は難しいとの指摘。1㎡あたりの粗利益、マカオ840万円、ラスベガス170万円に対し、夢洲では1,200~1,300円必要と指摘。運営会社との土地賃貸借契約が65年という長期で、毎年55億円経費がかさむと指摘。とにかく、大阪を国際都市に発展させていく為に、お互いを罵り合うことなく、大阪府民に夢と希望を与えるような論戦をして欲しい。大阪府民・市民が、維新に投票するのか、反維新に投票するのか。これからの各陣営の健闘を祈ります。